この記事では世界で最も大きな仮想通貨取引所のひとつであるBINANCE(バイナンス)の履歴の取得方法を紹介します。
2017年に出来た取引所であるBINANCE(バイナンス)は、取り扱い通貨が非常に豊富で急速に上場銘柄を増やしています。BINANCEは独自通貨であるBNBトークンを発行しています。BNBトークンを使うことで非常に安く手数料を支払うことができますので、利用している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。では、Gtaxで必要な、取引履歴の取得方法を見ていきましょう
目次
Gtaxでの計算に必要な取引履歴の一覧
Gtaxで計算を行う上でBINANCEで取得する必要がある取引履歴は以下の通りです。漏れがないように記事を参照し、取得してください。
(取引を行っていないものに関しては、Gtaxに履歴をアップロードする必要はありません。)
・入出金履歴
・現物取引の取引履歴
・先物取引の取引履歴
・クロスマージンの取引履歴
・分離マージンの取引履歴
・交換(コンバート)履歴
・すべてのステートメント(BNB交換、ボーナス、ステーキング、レンディング等)
・デビットカード / クレジットカードでの購入履歴
入金・出金履歴の取得方法
入金履歴(Deposit History)の取得方法
トップページ右上の「ウォレット(Wallet)」から「フィアットと現物(Fiat and Spot)」をクリックします。

「フィアットと現物(Fiat and Spot)」の画面に移動したら、右上の「履歴」をクリックします。
振替の「入金」を選択します。(出金履歴をダウンロードしたい場合出金を選択してください。)

「入金」を選択したら、画面中央辺りの「入金履歴のエクスポート」をクリックしてください。

カスタム(最大3か月幅)を選択し、期間を3か月以内に設定して「出力」をクリックすると入金履歴をダウンロードすることができます。

出金履歴(Withdrawal History)の取得方法
手順は上の入金履歴の取得方法とほぼ同じです。「入出金履歴」の画面に移動したら振替「出金」を選択してください。その後「出金履歴のエクスポート」をクリックしてください。

カスタム(最大3か月幅)を選択し、期間を3か月以内に設定して「出力」をクリックすると出金履歴をダウンロードすることができます。

現物取引の取得方法
取引履歴(Trade Histroy)の取得方法
Binanceにログインしたら、右上の「注文(Orders)」から、「現物注文(Spot Order)」をクリックします。

「現物注文(Spot Order)」の画面に移動したら、左側のメニューから「トレード履歴(Trade History)」をクリックします。

「トレード履歴(Trade History)」画面右側の「出力(Export Recent Trade History)」をクリックします。

以下のような画面が表示されるので、「6か月以内ーカスタム(Within 6 months – Custom)」にチェックを入れ、期間を選択し、出力(OK)をクリックするとエクセル形式で取引履歴をダウンロードすることができます。
【履歴ダウンロード時の注意点】
①上の画像の、「beyond 6 months-Custom」でダウンロードした履歴はGtaxで対応しておりません。お手数ですが、「within 6 months-Custom」で6ヶ月ごとに履歴を分けてダウンロードしてください。(「Beyond 6 months – Custom」でダウンロードしたファイルについて今後対応予定です。)②履歴は一度に6ヶ月分までしかダウンロードできないので、6ヶ月以上Binanceを利用している場合は複数回に分けてダウンロードしましょう。
③6ヶ月以内カスタムで6ヶ月以上の期間を指定すると取引履歴が抜ける不具合が発生しているので、6か月以内カスタムで2か月以内の短い期間を指定してダウンロードしましょう。
先物取引の取得方法※21/9/11更新
Futures Trade Historyを既に取り込んでいる方は、ファイルごと削除し取得した先物取引履歴(Futures Transaction History)を再度アップロードしてください。
先物取引履歴(Futures Transaction History)
ログイン画面の右上の「Orders」から「Futures Orders」を選択してクリックします。
次に左側のメニューから「取引履歴」をクリックします。
「USD-M」か「COIN-M」を選択後、右側の「エクスポート」をクリックします。
以下のような画面が表示されるので、「カスタム(最大3か月幅)」にチェックを入れ、期間を選択し、OKをクリックするとエクセル形式で取引履歴をダウンロードすることができます。
※履歴は一度に3ヶ月分までしかダウンロードできないので、3ヶ月以上Binanceを利用している場合は複数回に分けてダウンロードしましょう。
クロスマージン取引の取得方法
クロスマージンの取引履歴(Trade Histroy)の取得方法
ログイン画面の右上の「注文」から「証拠金注文」を選択してクリックします。
次に左側のメニューから「トレード履歴」をクリックします。
クロス(Cross Margin)を選択してください。
すると以下のような画面に移動するので、「出力」をクリックします。
以下のような画面が表示されるので、「6か月以内ーカスタム」にチェックを入れ、期間を選択し、OKをクリックするとエクセル形式で取引履歴をダウンロードすることができます。
※履歴は一度に6ヶ月分までしかダウンロードできないので、6ヶ月以上Binanceを利用している場合は複数回に分けてダウンロードしましょう。
※履歴ダウンロード時の注意点
上の画像の、「6か月以上ーカスタム」でダウンロードした履歴はGtaxで対応しておりません。お手数ですが、「6か月以内ーカスタム」で6ヶ月ごとに履歴を分けてダウンロードしてください。
クロスマージン借入(Borrowing)の履歴の取得方法
「証拠金注文」の画面を開いたら、「借入」をクリックします。
次にクロスを選択しているかご確認ください。
右の「出力」をクリックします。
期間を選択して履歴をダウンロードします。
クロスマージン返済(Repayment)の履歴の取得方法
返済の履歴の取得方法も上とほとんど同じです。「証拠金注文」の画面を開いたら、「返済」をクリックし、クロスを選択していることを確認し、右の「出力」をクリックします。
期間を選択して履歴をダウンロードします。
分離マージン取引の取得方法
分離マージンの取引履歴(Trade Histroy)の取得方法
※分離マージン取引の履歴はダウンロードできないためコピー&ペーストでの対応となります。履歴画面をコピーするため、Binanceの言語設定を必ず英語にしてください。Gtaxでは英語版の履歴にのみ対応しております。
Margin Orderの「Trade History」をクリックし、「Isolated」を選択します。
2021年12月現在、現在右上の「出力」ボタンからダウンロードしたファイルには対応していないので、コピー&ペーストで対応します。※「値のみ貼り付け」で必ず貼り付けてください。
履歴が表示されたら、右上の言語を「English」に変更をお願いします。
ヘッダー部分である、「Date」「Pair」「Side」「Price」「Filled」「Fee」「Total」を含め、すべての履歴をコピーしてください。その後、本記事の「エクセルへのコピー&ペーストの方法」を参考にエクセルへ履歴を貼り付けてください。
Isolated借入(IsolatedBorrowingHistory)の取得方法
※Binanceの言語設定を必ず英語にしてください。Gtaxでは英語版の履歴にのみ対応しております。
「Margin Orders」から「Borrowing」を選択します。以下のような画面が表示されるので、画面上部の「Isolated」をクリックすると履歴が表示されます。
こちらの履歴はエクスポートできないので、コピー&ペーストで対応します。※「値のみ貼り付け」で必ず貼り付けてください。
履歴が表示されたら、ヘッダー部分である、「Pair」「Coin」「Date」「Amount」「Type」「Status」を含め、すべての履歴をコピーしてください。その後、本記事の「エクセルへのコピー&ペーストの方法」を参考にエクセルへ履歴を貼り付けてください。
Isolated返却(IsolatedRepaymentHistory)の取得方法
※Binanceの言語設定を必ず英語にしてください。Gtaxでは英語版の履歴にのみ対応しております。
「Margin Orders」から「Repayment」を選択します。以下のような画面が表示されるので、画面上部の「Isolated」をクリックすると履歴が表示されます。
こちらの履歴はエクスポートできないので、コピー&ペーストで対応します。※「値のみ貼り付け」で必ず貼り付けてください。
履歴が表示されたら、ヘッダー部分である、「Coin」「Date」「Principal」「Amount」「Interest」「Total」「Status」を含め、すべての履歴をコピーしてください。その後、本記事の「エクセルへのコピー&ペーストの方法」を参考にエクセルへ履歴を貼り付けてください。
交換(コンバート)履歴(convert history)の取得方法
メニューから「コンバート履歴」をクリックする。

コンバート履歴のページを開いたら画面右上の「エクスポート」をクリックします。
期間を指定して履歴をダウンロードします。
すべてのステートメント(BNB交換、ボーナス、ステーキング、レンディング等)の取得方法
右上の「ウォレット」にカーソルを合わせ、「取引履歴」をクリックします。

次に右上の「すべてのステートメントを生成する」をクリックします。
次に、
・期間:カスタマイズ
・日時:3か月以内の期間を指定
・アカウント:すべて
・通貨:すべて
に設定し「出力」をクリックしてください。
生成まで時間がかかります。生成が完了したらBinanceからメールが届きますので、その後出力してください。
<Gtaxにアップロードする場合>
ダウンロードするファイルは「.tar.gz」という形式で圧縮されているので、解凍した上でGtaxにアップロードしてください。「.tar.gz」形式のファイルの解凍は「7-Zip」などのファイル解凍ソフトを利用するか、コマンドプロンプト(windows)、ターミナル(Mac)などの操作が必要になります。
<すべてのステートメントの注意事項>
・1ユーザーあたり1か月で4回までのダウンロード制限がございます。
・すべてのステートメントで対応する取引種別(Operation)は順次拡大予定です。現在の対応状況はこちら
デビットカード / クレジットカードでの購入履歴
デビットカード / クレジットカードで購入した履歴はダウンロードできません。
共通フォーマットに「売買」としてご記載の上、ご対応お願い致します。
BINANCEの取引履歴をダウンロードできたら
取引所から履歴を取得できたら、仮想通貨取引による損益を計算し税金の金額を確かめる必要があります。必要があることはわかっていても、「確定申告って難しそう」と思う方も少なくないようです。
そこでお勧めしたいのが、仮想通貨の損益計算ソフトGtax。取引所から取得した取引履歴をアップロードするだけで、正確な損益額を計算することができます。
年末の仮想通貨保有数を確認しましょう
損益計算を行った際に「計算上の仮想通貨保有数」と「実際の年末仮想通貨保有数」を照らし合わせることにより計算結果の正確性を検証する方法があります。
この検証を行うことによりデータの不足が無いかなどもチェックできるのでしっかり記録しておきましょう。
取引所にログインして、ページ上部右側の「Wallet」にマウスカーソルを合わせて、「Spot Wallet」をクリックしてください。

「Binance」画面に各通貨の残高が表示されているので、年末時点でのこれらの情報をエクセルファイルに集計するか、画面をスクリーンショットして記録するなどして保管しましょう。
「Margin Wallet」「Futures Wallet」も同様の手順で確認します。
「Futures Wallet」は「Assets」が選択されていることを確認してください。
以上です。
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