21.04.15
その他
【Gtax導入インタビュー】リアルタイムで財務状況の把握が可能に。暗号資産ならではの課題に逃げないバックオフィス体制を作りたい

double jump.tokyo株式会社はブロックチェーンゲーム専業開発会社として、数多くのゲーム(モバイルソーシャルゲーム、PCオンラインゲーム、家庭用ゲーム等)およびプラットフォームの開発・運営、ブロックチェーン技術および暗号資産を含むファイナンスにおけるノウハウを有するメンバーにより、2018年4月3日に設立されました。 ブロックチェーンゲーム開発基盤「MCH+」を軸に、「My Crypto Heroes」「BRAVE FRONTIER HEROES」などの人気ブロックチェーンゲームの提供、NFT販売のプロデュースを行っています。

同社では暗号資産・ブロックチェーンを利用することから、トランザクションデータを管理する上でデータの収集から加工、集計までどうしても手作業が必要となるために、タイムリーに業績等を把握することが難しい状況でした。

導入いただいた暗号資産の財務・管理会計システム『Gtaxエンタープライズ版(以下Gtax)』では、データの取り込みから会計処理まで全て自動化することで経理業務の効率化を行っています。

今回はGtax導入に至る経緯と導入後の効果について、バックオフィスを担当されている高橋基希様にお話を伺いました。

【参考記事:プレスリリース】
Aerial Partnersがdouble jump.tokyoと提携。Gtaxを財務・管理会計システムとして導入するとともに、開発支援プログラム「MCH+」での連携を開始。

double jump.tokyoのバックオフィスを担当する高橋様について

高橋様の自己紹介と貴社での役割について教えてください

私は株式会社gumiの投資部に所属しており、現在はgumiの投資先支援として、double jump.tokyoで働いています。

会社内での役割としては、経理や財務、労務などバックオフィス業務全般を担当しています。他にも資金調達に関する業務もCFOと一緒に行っています。

Excelを使った手作業での業務で時間がかかり、トラブルの対応に追われていた

Gtaxを導入する前はどのような課題がありましたか?

私がdouble jump.tokyoのバックオフィス業務を担当し始めてから、9ヶ月ほどGtax無しの状態で作業していたのですが、当時は手作業で行う業務が業務割合の大半を占めていました。具体的にはブロックチェーン上のトランザクションデータを取得してきて、その送金元と送付先のアドレスを一つ一つ調べて突合し、売上と費用と手数料を計算するという処理を行っていました。Excelでピボットを駆使しながらやっていましたね。

経理業務はどのような体制で行っていたのですか?

経理業務を支援してくださる会計事務所様がおりまして、そちらの方と連携しながらオペレーションを組んで業務を行っていました。

しかし、一緒に支援してくださる会計事務所の方も暗号資産に親しいわけではないので、暗号資産・ブロックチェーンの仕組みや概要について説明しながらオペレーションを組んだ上で、毎月発生するイレギュラーケースに対応していました。業務もかなり複雑化していたので月次の記帳や売上の算出にかなり時間がかかっていましたね。

また、その影響で財務状況をリアルタイムに把握できないという大きな課題を抱えていました。

暗号資産ならではの問題に対応できるバックオフィス体制を作りたい

Gtax導入までの経緯と導入に至った決め手を教えてください。

先ほども少しお話ししたのですが、当時抱えていた一番大きな課題が、財務状況をリアルタイムに把握できないことでした。弊社はスタートアップ企業なので、常に残キャッシュを意識しながら資金調達と事業の運営を行わなければなりません。

そんな中でGtaxならこの課題を解決できるのではないかと感じたのが導入の一番の決め手だったと思います。

もう一つ大きな決め手となったのが、暗号資産の税務・会計に圧倒的に詳しい専門家のサポートを受けることができることです。当時弊社は暗号資産の税務・会計に関して不安が残っている状況だったので、その点をサポートいただけるのはとても心強いなと感じました。

また、ブロックチェーンゲームは新しい領域であるため、新規サービスなど新たな取り組みを始める際に、暗号資産ならではの税務・会計の問題が発生します。弊社の経営陣はそういった暗号資産ならではの問題に逃げずに運営していけるようなバックオフィス体制を作りたいという考えをもっており、Aerial Partnersさんとなら強いバックオフィス体制の構築が実現できるのではないかと感じた点も導入の決め手の一つになりました。

自動化でExcel作業が不要に。財務状況がリアルタイムで把握できるようになった。

Gtax導入後の効果について教えてください

Gtaxを導入してからは、導入前から行っていたブロックチェーン上から取引履歴を持ってきて送金元と送付先のアドレスを突合するといった作業がなくなりました。

トランザクションデータが自動でGtaxに日々連携され、それを定めていたルールに従って仕訳起票まで完了するのでExcelを使う必要性がなくなり、リアルタイムの売上の状況や財務状況の管理や把握が簡単にできるようになりました。

月次の記帳についてもかなり楽にできるようになりましたね。取引のルールを定めていく必要があるのですが、導入してから半年以上経って今では取引履歴が溜まったら、承認ボタンを押すだけで売上状況や費用の状況がわかるようになっています。

また、暗号資産の税務・会計についてもいつでも相談できるので悩むことが少なくなったのが導入後の効果かなと思います。

イレギュラーな取引などがあった際も連絡するとすぐに対応してくださるので本当に助かっています。Aerial Partnersさんは我々が抱える暗号資産の管理や会計・税務の課題に対して一緒に向き合ってくださるので経営陣・バックオフィス共にとても信頼しています。

Gtaxエンタープライズ版とは

Gtaxエンタープライズ版は、ブロックチェーン事業者の複雑な取引データ管理・経理業務フローを自動化・効率化するサービスです。

仮想通貨(暗号資産)の会計・税務に精通した専門家による内部統制のヒアリングを行った上で、管理フローを効率化するための詳細な提案を行います。複数の管理モジュールの中から、自社の業務フローに沿った機能を追加することができ、社内の会計システムにかかる開発工数を抑えつつスムーズに導入することが可能です。

Gtaxエンタープライズ版の提供を通じ、ブロックチェーン企業の経営管理体制・経理財務フローの効率化を後押しします。

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【参考記事:プレスリリース】
暗号資産の会計ソフト「Gtax」がエンタープライズ版の提供を開始 〜ブロックチェーン関連企業のトランザクション管理及び財務・管理会計を効率化〜