20.06.03
その他
Aerial税理士法人代表インタビュー

Aerial税理士法人はAerial Partnersのグループ法人として2019年に設立されました。専門性×テクノロジーを強みとし、従来の形態にとらわれずに顧客をサポートするAerial税理士法人の代表 藤村大生税理士にインタビューしました。

Aerial税理士法人 ホームページ
http://www.aerial-tax.com/

「オンラインで完結」が強みの次世代型の税理士法人

Aerial税理士法人の特徴を教えて下さい

すべてのサポートをオンラインで完結できる仕組みがあるというところが一番の特徴だと思います。

通常の税理士法人のイメージって、とにかく書類が多い、パソコンを持って車や電車でお客様を訪問して作業をするという感じですよね。特に地方ではそのような特徴が顕著に見られます。

私はすべてがネットでつながっている世の中で従来のやり方では非効率だという考えをずっと持っていました。移動するのに金銭的にも時間的にもコストがかかる中で、オンラインで業務を効率化すれば業務に集中できる時間を増やすことができます。

Aerial税理士法人では、freeeやMoneyforwardなどの会計ソフトやZoomなどのビデオ会議ツールなど、使えるものはすべて活用して、会計から決算書の作成、申告まですべてオンラインで完結することができる仕組みが整っています。東京に限らない、全国各地の事業者をサポートしていきたいですね。

現在(2020年5月)新型コロナウイルスの影響を受ける全国の事業者に対して、Aerial Partnersと連携してLINEでの資金繰りに関するサポートを実施していますが、ここでも感染を防止できる、全国の困っている事業者を支援できるという点でオンラインでの強みが活かされています。

参考: https://www.aerial-p.com/press/200423.html

オンラインで業務やコミュニケーションを効率化することによって顧客側はどのようなメリットを受けることができるのでしょうか?

まずはコミュニケーション面ですが、オンラインで行うことによってコミュニケーションのハードルが大きく下がります。通常の顧問契約だと、訪問は月に1回などの場合が多く、気軽に相談するのは難しいかと思います。「ちょっと困っているけど会って相談するほどでもないかな」といった些細なことでもビデオ面談でカジュアルに相談できるのは大きなメリットかと思います。

次に対応スピード。これまでお客様を訪問して作業していたものをオンラインでの対応や単純作業の自動化などで効率化することによって、今まで2~3日かかっていたものを1日で終わらせられます。

また、移動や単純作業にかかっていた時間をお客様が抱える本質的な課題の解決にあてることで、ただ記帳して申告代行するといった通常業務以上の付加価値を提供することができます。

さらに料金面ですが、移動コストや単純作業に必要な人的コストが下がるのでその分料金も下がります。一般的な顧問契約の料金相場と比較するとかなり安くなっています。

【Aerial税理士法人 顧問料】

詳しい料金表はこちら
http://www.aerial-p.com/media/wp-content/uploads/2020/05/aerial-tax.pdf

顧問契約に関してですが、現在新型コロナウイルスの影響で売上が大きく減少している事業者に対しては、3ヶ月間の顧問サービスを無料で提供しています。通常の顧問業務だけでなく、資金繰りやコストカットなどコロナ禍を乗り切るためのサポートをさせていただきますのでお困りの方はご連絡ください。

【サポートの詳細はこちら】
https://www.aerial-p.com/press/200414.html

Aerial税理士法人が提供するサポートの内容を教えて下さい

通常の税理士法人がやっているような顧問、記帳代行、税務の申告代行などについてはもちろんサポートさせていただきます。

また、自動で会計までできるように仕組みづくりのサポートもやっていければと思います。

自動化の仕組みづくりにもフェーズがあって、第一段階としては、クラウド会計ソフトを使っていないような事業者であれば導入するところからサポートします。利用するためには会計ソフトに合わせて業務フローも変えていかなければいけないのでそこの支援も行っていきます。

第二段階としては、クラウド会計で自動化できないところを効率化しましょうという流れです。弊法人はテックの領域にも強みを持っているので、お客様の業務フロー等を考えながらテックを活用して業務フローを効率化できるようにサポートしていきます。

その他にも前職の監査法人での経験から、原価計算などを行う管理会計の分野の仕組みの構築、M&Aのアドバイザリー、デューデリジェンスや株価評価といったところも強みとして持っています。

仮想通貨関連についても、サポートを行っています。グループのAerial Partnersでは、個人の仮想通貨投資家の税務サポート・ブロックチェーン事業者の税務・会計サポートを行っていることから、仮想通貨、ブロックチェーン領域での税務・会計には日本で一番の知見があると思っています。

仮想通貨、ブロックチェーン領域の税務・会計サポートは、個人・法人に限らずサポートすることが可能です。

顧客をサポートする中で大切にしていることはなんですか

お客様が抱えている課題を具体的に把握することを大切にしています。オンラインでサービスを完結させるといっていますが、オンラインツールを使うだけであって決してお客様とコミュニケーションを取らないわけではありません。むしろ私はコミュニケーションを取らないと、人や法人が抱えている課題を把握することはできないと思っています。

時間のかけ方として無駄なものは省きますがコミュニケーションはむしろ密にとる。そういった中で会計などの専門的な知識がないお客様にはこちらから課題を見つけてあげることを大切にしています。

単純作業は自動化・効率化して本質的な課題解決などの付加価値を与えられるところに集中していきたいと思っています。

そろばん日本一やボクシング、会計システム開発まで経験。藤村税理士について

藤村税理士はAerial Partnersにも所属されていますが、主にどのような業務をしているのか教えて下さい

ブロックチェーン事業者向けの会計ソフト「Gtax」の開発チームに対してのディレクションを行っています。仮想通貨交換業者などでは膨大な取引データが散在している、かつ損益計算を含めた会計の仕訳が非常に複雑になっています。「Gtax」ではそんな複雑なデータを集約して会計の表現に直して可視化しています。

現在Aerial Partnersでは、散在しているデータと会計の橋渡しとしての役割を果たし、DX*を加速させることを目指しています。そのDXの第一歩として仮想通貨交換業者をはじめとするブロックチェーン事業者の課題解決からスタートしています。

会計・税務の専門性とテクノロジーを使って課題解決するという点でAerial税理士法人と共通するところがあるのかなと思います。

*DXとは・・・DX(デジタルトランスフォーメーション)とはIT技術を浸透させ、新たなサービスやビジネスモデルを展開することで人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること

会計システムの開発まで携わっているのですね。会計・税務に興味を持ったきっかけや前職での経験などを教えて下さい。

小さい頃からスポーツをずっとやってて、学生時代はサッカーとボクシングに打ち込んでました。大学を出て就職を考えたときに、自分の強みってなんだろうって振り返ってみたのですが、小さい頃にそろばんで日本一になったとこもあって数字に対する抵抗感みたいなものは全くなかったんですね。その強みを活かせる仕事ってなんだろうって考えた結果、公認会計士という選択肢があることを知って大学卒業後に勉強をはじめて監査法人に入所しました。そこで会計・監査のいろはを学びましたが、はじめのうちは単純作業が多く、やりがいを感じられずにいました。

しかし途中からコンサル・アドバイザリー的な業務を中心に行うようになり、そのあたりから仕事にやりがいを感じるようになりました。

企業の方と話をして本当に困っているところをいち早く見つけ、問題を解決するための道筋をいち早く示していくという業務でしたが、それが今の私の働き方の軸になっているのかなと思います。

最後に、これからAerial税理士法人としてどのようなことに力を入れていきたいですか

コロナウイルスの影響でここから1、2年間は多くの業界で厳しい影響が続いていくと思っています。倒産する事業者も増えてくるでしょうし、人を雇用することも難しい状況が続くと思います。

そんな苦しい状況だからこそお客様に寄り添ってサポートすることに力を入れていきたいです。お客様と一緒に何かを生み出すことができるわけではありませんが、困ったことがあれば頼っていただける縁の下の力持ちのような存在になっていきたいと思います。


【Aerial税理士法人】
設立  :2019年12月
所在地 :東京都港区六本木五丁目2番1号 ほうらいやビル3F
代表者 :藤村大生、 高嶋悠也
事業内容:税務相談、税務申告、法人設立支援、株価評価
URL  :https://www.aerial-tax.com/